レッドソール。深紅の靴底といわれているルブタンのトレードマーク。
ソールと言われる、靴の底や下部を赤く塗ることでその靴、ヒールがクリスチャン•ルブタンの製品だという証になります。
多くのブランド、特にハイファッション ブランドはロゴやトレードマークでそのブランドだという存在感を示します。
それだけの価値、そして情熱や技術が込められた製品に自信があるからこそです。
しかし、ここで多くのブランドが共通して悩んでいることがこの自社の心と技術がこもった製品だからこそ刻印しているロゴが、コピーされることです。
いわゆる コピー商品。イミテーション、偽物です。
それなりの物を粗悪ながらに形にさえして ブランドのロゴやトレードマークを使用すれば
簡単には見抜くことの出来ないコピー商品が出来上がってしまいます。
簡単には見抜けない問題と、実際には そのブランドの技術や 受け継がれてきた本物のセンスやデザイン性などはコピー商品には無いわけですから ブランドの評判自体を落とすことにもなってしまいます。
しかし いくらコピー商品を阻止しても 次から次へと現れます。
コピー商品は法で禁じられていますが、ロゴなどは絶妙な角度や細かいディテールなどがありますからそこを少し変えて「似てしまいました。悪気はないです」と言われてしまうと取り締まりが難しいのが現状です。
しかしルブタンはロゴなどでブランドを象徴するのでなく靴のソールを赤く塗る。という「方法」でブランドの象徴をしています。
そして そのレッドソールという方法は 商標登録されています。
よって 他のブランドがソール部分を赤く塗ること自体が商標に触れることになります。
自身のブランドを守る。粗悪なコピーが出回りにくくする。
ルブタンならではの方法で自社を守っているな。と感じます。
こうすることで ルブタンのヒールを履く女性にも自信が生まれてくるのではないでしょうか。
私が履いているのはクリスチャン•ルブタン!という姿勢の良い自信が。